私の家族がそうならないのは、
私が『良い子』ではないからだ。
亡き母の面影を私に重ねたお父さんと同じように
亡き人を想い続けるマグダレーナさんと同じように
私も、また――
亡き母のまぼろしを、この家で見続けている。
だけど、それでも、
たとえ夫婦が愛し合っていなくても、
マグダレーナさんは『お母さん』になろうと一生懸命になれるひとで、
お父さんは『お父さん』になるために故郷を捨てたようなひとだから、
みんなが、ちゃんと、
「愛する人といつまでも幸せに」暮らせるようになるべきなんだ。
私はたぶん『良い子』ではないから
心がけの足りない女の子は、シンデレラにはなれないでしょう?
だから、代わりに魔法使いの役をください。
私の『家族』をハッピーエンドにするために、どんな呪文を唱えたらいいの?
先生――

































