「この女だ」
「あの本は、彼女が勝手に書いて発表した」
「……私は知らん」
「彼を赦さない」
「それ以上に、彼のちっぽけな虚栄心のために尽くした愚かな私を赦せない」
「この世から『私』を消してしまいたいの……!」
「『我々』の幹部となる者は過去を失う」
「名前も肩書きも『個人』の情報は全て『我々』によって上書きされる」
「永久の生命を、唯一つの目的のために使うんだ」
Erin
「君の名前だよ」
12 years later…
「エリン!」
「……あら」
「貴方、Sulaniへ出張中じゃなかった? いえ、異動? それともバカンス?」
「エリン、『神秘の秘宝』の在庫は?」
「足りない」
「『ザザトトットルと死の秘宝』?……確かに、数が合わないわね」
「彼女だ」
「『また』だ。やはり財団に引き入れるべきじゃなかった、彼女は本物の……」





































