2019/07/30

Emma Faust -後編-

































「この女だ」



「あの本は、彼女が勝手に書いて発表した」



「……私は知らん」







「彼を赦さない」






「それ以上に、彼のちっぽけな虚栄心のために尽くした愚かな私を赦せない」



「この世から『私』を消してしまいたいの……!」
















「『我々』の幹部となる者は過去を失う」



「名前も肩書きも『個人』の情報は全て『我々』によって上書きされる」



「永久の生命を、唯一つの目的のために使うんだ」







Erin







「君の名前だよ」





12 years later…






「エリン!」



「……あら」



「貴方、Sulaniへ出張中じゃなかった? いえ、異動? それともバカンス?」



「エリン、『神秘の秘宝』の在庫は?」




「足りない」



「『ザザトトットルと死の秘宝』?……確かに、数が合わないわね」



「彼女だ」



「『また』だ。やはり財団に引き入れるべきじゃなかった、彼女は本物の……」






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Maira Gall