性格や設定・話し方などにプレイヤーの妄想成分を含んだデフォルトシムが登場します。
特定のデフォシムに思い入れのある方はご注意ください。
C「いいんですか? クラブメンバーしか入れない場所でしょう、此処」
B「密談には適した場所だろう」
C「聞かれたくないのは、奥様に?」
B「誰にも」
B「カレブ君、盗聴器を見た事はあるかい?」
B「最近の物は小型化が進んでいて性能も高い。例えば我々が今立っている絨毯の下に一つや二つ仕込まれていたとしても、君も僕も違和感に気付く事は無いだろう」
B「近頃のヴァンパイア達は最新の科学技術をも駆使して情報を得る。ただでさえマインドコントロールを主力とする彼らには圧倒的なアドバンテージがあるというのに」
B「相談したいのは、『彼ら』の事だ」
B「バローネ財団」
B「彼らと繋がりがあると目されている女優、マグダレーナ」
B「彼女と今年の初夏に結婚した僕のクラブメンバーの一員が、つい先日亡くなった」
C「……それは」
B「病死だそうだ。元々持病があったとは聞いている。高齢だったし、何も不自然な事は無い。マグダレーナが短期間のうちに三人と結婚し、いずれの相手とも死別している事を除けば、ね」
C「三人の死にバローネ財団が関与している……と、S.I.M.S.の諜報員さんはそうお考えで?」
B「少なくとも、僕の友人だったダレンについてはそうだ」
C「『彼ら』は何故そんな事を?」
B「ダレンがS.I.M.S.と繋がるスパイだったから」
C「……へえ?」
B「正確には、財団にそう認識されたから。僕がダレンから情報を引き出そうとしたせいだ。彼の若妻の交友関係の中に『ある人物』がいないかどうか、雑談に見せかけてそれとなく聞いた。そこのテーブルを囲んで、ラマをやりながら……」
C「『ある人物』とは、ジェラルド・バローネですか?」
B「いや」
B「……20年近くなるか。彼が我々の機関から去って」
C「彼?」
B「S.I.M.S.に入局したての新人だった僕と同期だった男」
B「名前や雰囲気が変わっても、あの顔だけは変わらない。昔のままの若々しい青年がバローネ氏の傍らに立っているのをテレビ越しに見た時の、僕の驚愕が君に伝わるだろうか」
B「純朴で、不器用で、ただただ気の優しい、諜報員としての適性はまるで無い男。彼の身にいったい何があって、どういう経緯であんな組織の重鎮を務めるまでに変貌してしまったのか。僕はただ、それを知りたいんだ」
B「カレブ君には人脈があるね。ヴァンパイアでなく、シム界隈に」
C「まぁ、種族を同じくする者達よりはシム達の方が色々とやりやすいですから」
B「一人ほど、適当なシムを用意してほしい」
B「今度は本当に『こちら側』のシムを送り込む。マグダレーナと財団の関係を確実に暴くために」
C「……構いませんが、その対価は?」
B「S.I.M.S.が、久住母子をバローネの支配から全力で守る事を約束しよう」
C「了解しました。引き受けましょう」































