「『そう言って泣き崩れたあなたを僕は激しく掻き抱いた……唇を重ねた瞬間、苦く熟したネクターの味が口の中に広がった』」
「なにそれ」
「新作のネタはこんな感じでどうかなって。呪われた名家の貴公子と忠実な従者の青年の切ないゴシックロマンスよ」
「ふーん……」
「アリじゃない?」
「きゃあ! ほら、やっぱりお母様は解ってくださると思ってました!」
彼女はシェリー。梨緒の高校で同じオタク系の部活に所属していたという設定の、元オタサーの姫です。
今は卒業してBL作家になったことは以前の記事にちらっと書きました。
たまにふらっと友達の家のお母さんがやってる店に遊びに来ては、執筆中の小説のことなど話して満足したら帰って行く、そんな子。
「昨日のニュースで見たセレブの慈善家パーティの映像から着想を得た」という彼女の新作のモデルはもちろんここの親子には深い縁がある人物なのだけれど、それを知ってか知らずかノリノリで聞く母・菊花。
「うん、アリね。決めたわ私」
「お母様?」
「私、小説書くわ」
「「えっ」」
フリーランサーになろう
先日のパッチで「フリーランサー」キャリアが実装されました。
絵画、プログラミング、執筆からどれか1つ専門分野を選び、自分で単発の仕事を探して期限までに仕上げてね!って仕事形態みたいです。
スキルをお金に変えたいけれど、出勤時間に拘束されたくない、みたいな自由人シムにはぴったりなやつですね。シムの世界にも働き方改革を。
うちの
通常のキャリアには彼女の居所を探している財団職員のうち誰かが必ずいて、出勤すれば顔を合わせる恐れがあるから……っていうマジで設定だけの理由。
特にボスの側近アルフレードは全てのキャリアレベルを極めて人脈を張りめぐらそうとしているらしい、その執念たるや恐ろしい男です。
(※ヴァトーレ情報網)
なもんでCats & Dogsが発売されたばかりの頃は動物病院で働いてみたり、最近こそ手作りパンとフラワーアレンジメントを売る店「ヒナギク堂」の経営が菊花の本業になってますが……
メイン世帯のくせに本業のこと全然記事にしてないですね。アチャー
自分のお店を持つという夢を叶え、次のやりがいを求めてフリーライターの道を選んだ母を応援する息子。
出勤する必要が無く、政治家やファッションインフルエンサーのように顔を売ることも無い仕事なら大丈夫だろうという結論に至ったらしい。
この二人には仕事以外のことを色々経験させたいし、フリーランスはちょうどいいんじゃないかしら。
お仕事レビュー
なるほどなるほどそういう感じね。
まだ人望もスキルも低い駆け出しの頃はネット記事などを書いて経験値を貯めていけってことらしい。
実は菊花さんは何気に執筆スキルMAXまで極めてしまっているんだけど、ここは新人らしくレベル1の仕事を引き受けてみましょうか。
「いかがでしたか?」で締めくくるブログは読むなってばっちゃが言ってた。
これならヒナギク堂の片手間にお小遣い稼ぎができそうです。
個人的には……煽り記事専門ライターとか、気が向いた時だけ書斎に篭もって執筆する気分屋の文豪とか、はたまた著名作家のゴーストライターとか、従来の「作家」キャリアでは脳内補完が必要だったNot王道の物書きシムを、より設定に忠実なライフスタイルで遊べるようになったという感じがします。
あと今回のパッチ、追加された洋服がどれもこれも可愛いです。
公式がどんどんファッショナブルになっていく。












